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ゆっくり種6 10KB パロディ ドスまりさ 希少種 現代 愛護人間 創作亜種 ゆっくり種5の続きです 『ゆっくり種6』 希少種 独自設定満載 種のパロディなので先読み余裕です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 薄暗い部屋にパソコンのモニターの明かりだけが目立つ、 そこでコーヒー片手にパソコンを操作する男性、 特餡研究所の所長である。 「所長は何故、ゆっくりにかかわるのですか?」 秘書らしき女性が特餡研究所の所長に尋ねる。 「私は・・・・進化が見たいのだよ。」 「進化ですか?」 「そう進化だ!人はどうやって進化したと思う?」 進化と言われて首を傾げる女性、 「戦争だよ。憎み争う事により人は知恵を得ていったのだ、 近いレベルの相手と競えばより早く進化出来る。」 所長は興奮気味に続ける。 「ゆっくりにとって、世界は敵意で満ちている。 しかしゆっくりは、それらから逃げ惑うだけだ、 それでは進化しない・・・・ 私は、ゆっくりが戦えるのは同族しかいないのだと気が付いた。 だからゆっくりに、戦う力と理由を授けたのだよ。」 ゆっくりの進化が何をもたらすのか、女性には理解出来なかった。 所長に恐ろしげな何かを感じ言葉が出ない、 また薄暗い部屋に、キーボードを叩く音だけが響いていた。 『あのとおくにみえるおうちが、やまめたちのむれだよ。』 あーえんぜるさんは、こいしとやまめの群れへと向かっている。 後ろに繋がれたスィーで動けないドスまりさは、イビキをかいて寝ている。 『ぱちゅりー、ほりょはどうするの?』 スィまりさは、ぱちゅりーに捕虜の扱いについて尋ねる。 『むきゅう・・・・・ぱちゅは、どこかではなしてあげようかとおもうの・・・・ どすのところへはつれていけないし、だからといってころしたくはないの・・・・・』 山向こうのドスまりさの群れへ捕虜を連行してしまうと、 さなえやドスまりさは、間違い無く殺されるであろう。 敵であってもゆっくりが死ぬのは、 ぱちゅりー達にとって気持ちの良い話ではなかった。 希少種のさとりとの関係がある群れだからこそ、命を平等に見る事が出来たのである。 『・・・・いいの?』 この会話を聞いていたさなえが口を挟む。 『ほんとうにそれでいいの?さなえはつうじょうしゅのてきなのよ? さとりをころしたゆっくりごろしなのよ?』 『むきゅ!さなえをころしたら・・・さとりはよろこぶの?』 『・・・・・・・・・。』 ぱちゅりーの問いに、さなえは答えられない、 あの優しいさとりが他ゆの死を喜ぶはずが無い、 たとえ自分を殺した者であっても、悲しい顔をするだろう。 『みんないきているのよ?ぱちゅは、みんなびょうどうだとおもうの・・・・ いのちにきしょうしゅもつうじょうしゅもないわ。』 さなえは黙るしか無かった。 これまでさなえは、命の重さを軽んじたつもりは無い、 しかし自分の中で、確信犯的に許される気がしていたのでは無いかと怖くなる。 重い空気に包まれるあーくえんぜるさんに、1つの影が映る。 『『『れみりあだぁぁぁぁぁ!!!!』』』 上空にれみりあを見つけて、皆パニックになる。 『だいじょうぶだよ。あのれみりあはやまめのなかまだよ。』 れみりあはやまめの仲間であるらしい、 あーくえんぜるさんに、こいしとやまめの姿を確認すると、 灯台へと帰って行った。 『れ・・・れいむたちをたべたりしない?』 『だいじょうぶだよ。やまめのところのれみりあは、みんなとなかよしだよ。』 『ゆゆ・・・だったらいいんだけど・・・・』 やまめに大丈夫と言われても、ここまでの道中に何度もれみりあに襲われてきた。 その恐怖は拭い切れない。 灯台に近づくにつれ大きな影が見えた、 どうやら男性のようである。 灯台自体は人間の物なのだから、人が居ても不思議では無い、 しかしその灯台が、やまめとこいしの群れ言うのは理解出来なかった。 『こいしはゆっくりにげるよ・・』 人影を確認したこいしが慌てて逃げ出す。 しかし目論見は潰える。 灯台にいた男性が、猛ダッシュで砂浜を駆けてくる。 ゆっくりの速度では逃げる事なぞ出来ない、 『いやがらないでかまってあげてね。』 他人事だからか、こいしを引き止めるやまめ。 男性は砂煙を上げて走って来る。 「こ~い~しちゅ~わぁ~~~~~ん」 ラガーマンがボールを拾うが如くのスピードで、 こいしを拾いあげる男性。 「無事だったんだねぇ~良かったよぉ~ パパは心配したんだぞぉ~」 こいしに顔を、グリグリと擦りつける男性、 やまめは、苦笑いを浮かべている。 こいしは、うんざりした表情であった。 男性はひとしきりこいしを愛でると、 あっけにとられて見ていた、あーくえんぜるさん一行に声をかけた。 「君達が、こいしを送り届けてくれたのだね? ありがとう感謝するよ。 私は、こいしとその他大勢の保護者で、あの灯台に住んでいる。 こいしパパと呼んでくれたまえ、はっはっはっは~」 やまめや群れの仲間は、その他大勢で片付けられた。 『・・・・・うざい』 これでもかと言わんばかりに、嫌そうな表情でこいしは呟く。 「どぼちでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ」 『きょ・・・・きょうじゅは・・・ こいしいがいには、まともだからきにしないでね?』 やまめは、完全に引いてしまっているぱちゅりー達に、 一応のフォローを入れる。 『き・・・・・きょうじゅ?』 ぱちゅりーは、男性を教授と呼んだやまめに聞き返す。 『そうだよ。きょうじゅはかしこくてえらいんだよ。 だからきょうじゅなんだよ。』 「まぁまぁ・・・こんな所で立ち話もなんだから、灯台のラボに来たまえ、 送って頂いたお礼にご馳走させてもらうよ。」 こうして、あーくえんぜるさん一行は灯台へと招待された。 灯台の下には、この男性の住処と思われる家と、 入り口が開放されているプレハブ小屋があった。 小屋の中には、沢山のゆっくりが入っていた。 その種類は様々で、 通常種はもちろんの事、 れみりあ、めいりん、ゆゆこやれてぃ等の希少種も揃っている。 小屋の中で、争う事無く仲良くしているのが窺えた。 『むきゅう!これはどおいうことなの?』 ぱちゅりーには信じられない光景であった。 めいりんはまだしも、 ゆゆこやれてぃ等の捕食種が、通常種と仲良くするなぞ、 見た事も聞いた事も無かった。 『これがやまめたちのむれだよ。』 「はっはっはっは~驚いたかい? ここは通常種と希少種が、共に暮らす群れなんだよ。」 教授の言葉に、耳を疑うぱちゅりー。 『むきゅぅ?そんなことありえないわ・・・・』 「普通はそうだろうね。」 教授は腕を組みながら頷く、 「しかし、ここは特別なのだよ。 捕食種と言えども、しっかりしたカリキュラムを組んで教育すればこの通りさ。」 そのカリキュラムの成果が目の前にあるのだ、 信じるしか無かった。 その晩は、歓迎の宴会が行われた。 皆にそれぞれゆっくりフードが置かれ、他にも沢山のお菓子が用意された。 ここ数日は戦闘続きで、 十分な食事を取れていなかったのでありがたかった。 皆が食事を取っている間に、 教授は、やまめからの報告を聞いていた。 「そうか・・・・やはり希少種の群れに変化が現れだしたか。」 これまでも小競り合いは頻繁にあった、 しかし虐殺目的の行動は、ゆっくりの性質に合わない、 「裏で意図的に、誘導されてると考えるべきだろうな・・・・」 教授には、思い当たる節があった。 しかしそれに対処する事は出来ないでいる。 せめてここだけは、共存出来る場所を維持してやりたい、 そのためのカリキュラムである。 通常種にある希少種への悪意を無くし、 捕食種に共存意識を持たす事、 この実験スペースでは、一応の成功を収めてはいる。 しかしこのカリキュラムを、全てのゆっくりに行う事は不可能であり、 通用するかも未知数である。 「やまめ、また偵察を頼む。で・・・・・・・・・ こいしちゃんを連れて行くのは寂しいからやめて・・・・」 『やまめがつれていってるんじゃないよ。かってについてくるんだよ。 ゆっくりりかいしてね。』 やまめは、教授のこいし馬鹿には苦笑するしかなかった。 これさえなければ立派な人なのに・・・・ 捕虜である、さなえやドスまりさにもご馳走が振舞われた。 『はい、おくちをあけてね』 横ばいにされているドスまりさの上に乗り、 食べ物を口に放りこんでやるれいむ。 『ありがとうなんだぜ、む~しゃむしゃ~・・・しあわせ~』 『ゆっくりたべてね、いっぱいあるよ。』 さなえの分はこいしが運んだ。 『これはさなえのぶんだよ、ゆっくりたべてね。』 さなえの前に食べ物を置いてやる。 しかしさなえは、食べようとはしなかった。 『たべないとゆっくりできないよ?』 こいしがさなえを心配する。 さなえは顔を横にふりながら答えた。 『さなえには、ほどこしをうけるしかくがありません・・・』 『しかく?』 『さなえは、さとりやまりさをころしたゆっくりころしです。 そのむれのほどこしをうけるなんて・・・・』 さなえは、通常種への憎しみが消えた訳では無かったが、 本当に自分の行動が正しかったのか、迷いを感じていた。 『たべなきゃだめだよ。』 れいむがさなえの側にやってくる。 『・・・・・・さなえは、れいむのまりさをころしたのですよ?』 少し悲しそうな表情でれいむは語る。 『うんそうだね・・・・・でもさなえには、まりさやさとりのぶんも ゆっくりいきるせきにんがあるんだよ。』 『いきるせきにん・・・・・』 奪った命の罪を生きる事償う、 さなえには考えた事も無い発想であった。 『にくくはないのですか?』 『れいむは・・・・・かなしいけどうらまないよ。』 『!』 恨まない この言葉が、さなえの頑なであった心に風穴を開けた。 『さなえはさとりのともだちなんでしょ? さとりのことをきかせて・・・』 こいしは、さとりの思い出話を聞きたかった。 彼女はどんな暮らしをして、あれほど強く優しいゆっくりなったのかを。 『れいむも、さとりのことをききたいよ。 はなして~はなして~』 『わかりました。さなえの知っているさとりについて、 おはなしさせていただきますね。』 さなえは、さとりとの研究所での生活や思い出を語った。 れいむからも、脱走後のさとりの話を聞いた。 さとりは、本当に良いゆっくりと出会ったのだと思う。 話しをしながらも、 通常種への接し方を改める必要を感じていた。 翌朝、さなえとドスまりさは開放される事になった。 あーくえんぜるさんは、山向こうの群れへと出発するにあたって、 このまま希少種を連れていけば、 ドスまりはともかく、さなえが迫害の対象にある恐れを考えての行動であった。 『どすはここにのこりたいんだぜ!』 ドスまりさは灯台への残留を希望した。 群れへ帰れば、再び通常種攻撃の命令を受けるかも知れない、 もおれいむ達とは戦いたく無く、ドスまりさは帰還を拒むしか無かった。 結局はさなえだけ開放され、ドスまりさは灯台の群れへ迎えられる事となった。 『ここでおわかれですね・・・・・もぉあうことはないかもしれません。』 『きっとまたあえるんだぜ、でもてきとしてくるのは、 かんべんしてほしいのだぜ。さなえゆっくりしていくんだぜ』 『はい・・・どすもゆっくりしていってね。』 2匹は違う生き方を選択した。 ドスまりさは戦わない事を選び、 さなえは希少種の群れで、生き方を変えていく事を選んだ。 『むきゅう!では、ぱちゅたちもしゅっぱつするわね。』 『おせわになったね、またきてね。』 『いつでもここにきていいからね。』 こいしとやまめが見送った。 この時、教授はここにいるゆっくり全てに、 再び逢えるような気がしていた。 だから引き留める事はしなかった。 「道は分かれても、再び何処かで繋がる事もあるのだから・・・・・」 違う方向へ進んでいくゆっくりを見ながらそお思うのであった。 つづく ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まだ続きます。 なんとか頑張って完結させますので、よろしくお願いします。 デスラッチに番号をふってみました。 今後外伝もいくつか予定があり、それを時空列に繋げる自信が無かったので、制作順にしました。 またこうすれば?と言う意見があればよろしくお願いします。 誤字・脱字等あれば勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5 ふたば系ゆっくりいじめ 1215 まりさとリボン ふたば系ゆっくりいじめ 1219 まりさと春 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
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最近ActionScriptについて言及されたBlogエントリーの一覧です。 #bf
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銘菓湯栗饅頭 15KB ・「町れいむ」シリーズの方が、間を開けすぎて頭の中で整理つかないんでリハビリ中。 ・本作ではれいむが多少酷い目に会います。 かつて大規模なゆっくり被害にあったことで、かえってゆっくりとの距離を縮めることに成功した都市、虹浦市。 中でも虹浦町は、市内の実験森や実験農場同様、町全体を使った大規模なゆっくり生態研究地域として有名だが、 隣町の湯栗町の方は、ゆっくり産業の盛んな地域として、これまた有名であったりする。 まあ、愛で=熱心な保護、というわけでもなく(それではゆっクリンピースになるので)、 ゆっくりに対する理解が深く、ペットにしろ食用にしろ、抵抗なく受け入れるという意味なのだからしょうがない。 そんな湯栗町では当然、ペットだけではなく、ゆっくりを原材料とした多様な製品が開発されている。 熱心な愛好家の中には、衣類や家具はもちろん、家自体が大型ドスまりさやリオれいむを加工したモノという本格派もいるくらいだ。 とはいえ、さすがにそれはやり過ぎの感が否めず、量産化されるわけもない。 では、もっとも発展している分野は何かといえば、やはり飲食料品系であろう。 何と言ってもこれなくしては、ゆっくり産業を語ることはできない。 少年チャン○オンにおける弱虫○ダル、ヤングア○マルにおけるセス○スみたいなものだ。 と、いうわけで今回は、そんな湯栗町でも特に人気の高い商品を紹介してみたいと思う。 『銘菓湯栗饅頭』 D.O 箱を開けると中には今にも語りかけてきそうな生き生きとした表情の赤れいむ達が並んでいる。 赤れいむの表情は、いずれも満面の笑顔であり、これから購入者に食べてもらえることが心底嬉しそうだ。 3個入りで150円、9個入りのファミリーパックはちょっとお得な400円。 『銘菓湯栗饅頭』は、湯栗町の名物中の名物として有名な商品である。 しかし、この一見単純な商品の開発には、同市がゆっくり研究に携わり培ってきた、技術の粋が込められているのだ。 それではこれから、その生産工程を追ってみよう。 長さ100m以上はあるであろう真っ白な廊下。そこにはほこり一つ舞っていない。 幅2m以上の廊下の両脇の壁には、無数のコインロッカーのような扉が並んでいる。 ウィーン・・・ 自動ドアが開き、エアシャワー室からこの廊下へと入ってきたのは、加工所職員である。 白い衣服で全身を包んだ職員は、当然マスクに帽子、長靴から手袋まで真っ白だ。 パカッ。チョキッ×5。パタン。コロコロコロ・・・・パカッ。チョキッ×5。パタン。コロコロコロ・・・・ ロッカーの扉を開き、ハサミで何かを切り離し、卵パックを並べたようなトレイに入れていく。 いくつものトレイを積んでいるコンテナカートは、あっという間に一杯になり、カートは別の部屋へと運ばれていく。 その職員は、ロッカー扉の開閉音と、カートの車輪音の他に、何の音もしないこの部屋で、ひたすら『収穫作業』を続けていた。 縦横40cm、奥行き60cm程のロッカーの中には、 あんよを太さ3mmほどの、返しが付いた針を剣山状に並べた固定器具に貫かれ、数本のチューブにつながれながら 「ゆぅ・・・ゆぎぃぃ・・・」 と歯を食いしばって痛みに耐えているれいむが1個づつ入っていた。 頭にはツタが生え、赤れいむがぴったり5個づつ成っている。 職員は、そのツタを等間隔にハサミで切り取り、実ゆに直接触れることのないようにそっと1個づつ切り離していく。 切り離した実ゆは、もうすぐ産まれようとしているサイズであり、ここで切り離しても死にはしない。 正確には、今収穫している赤れいむ達は、今から25分後の、6時12分00秒に産まれ落ちるよう設定されている。 「ゆ・・・ゆぎぃ。おぢびぢゃ・・・がえぜぇ。」 誰も答える者のいない抗議を続けるれいむ。 一方収穫の終わった職員は、そのロッカーに設置されている赤いボタンを押し、 扉をパタンと閉じて次のロッカーに作業を移していた。 赤いボタンの押されたロッカーは、収穫済みということであり、 扉を閉じられてから間もなく、これで数10回目になる強制すっきりーが開始される。 まむまむに接続された、れいぱーありすを模した繁殖用器具から 「むほぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」 という作動音とともにれいむ種から抽出した精子餡を注入されるわけだ。 必要とされるのはれいむ種だけなので、当然本物のれいぱーありすを使うわけにはいかない。 「ありずぅ・・・もぉ、ゆっぐりざぜでぇぇぇぇ・・・」 こうして、「生産室」では日夜無数の赤れいむが生産され続けている。 所変わって収穫された赤れいむを満載したカートは、その隣の部屋に運び込まれている。 ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン・・・・・・・・・ 広大な部屋一面には15cm間隔で低い壁板に仕切られた、何本ものベルトコンベアーが配置されている。 2枚の壁板に仕切られた空間の中央には、赤れいむのツタを引っかけておくフックが設置されており、 赤れいむ達がこのベルトコンベアー上で産声を上げるように設定されていることが分かる カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・ 「ゆぅ・・・?・・・ゆぅ・・ゆぅ・・」 赤れいむたちは、全員がベルトコンベアーの進路側面、同じ方向を向くようにフックに取り付けられる。 その方向にあるのは、大画面のスクリーンとスピーカー。 これが、これから産まれ落ちようとしている赤れいむ達の、味と表情を決定する装置となるのだ。 次にベルトコンベアーの床面を見てみよう。 見た目ではリノリウム床のような質感を感じさせるシートの中央には、 ちょうど赤ゆのあんよの大きさの赤い丸が描かれている。着地点を示しているのだ。 手で触るとぺたぺたと微妙に吸いつき、低反発枕を柔らかくしたような感触を感じさせる。 もともとは飼いゆっくりを傷つけずにスパンキングする目的でつくられた新素材なのだが、 わざわざ加工所で採用されたのには理由がある。 ああ、そろそろフックに固定された赤れいむたちが産まれ落ちる時間のようだ。 「ゆ・・・ゆぅ・・・」 ぷる、ぷるぷる・・・ぷちり! べちょり! 「ゆ・・・ゆぅ、ゆっくち、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!!」 返事は無い・・・ 「ゆ?ゆっくちっ、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!ゆっくち・・・」 キョロキョロと全身を捻ってあたりを見回すが、返事どころか母れいむらしき姿自体どこにも見当たらない。 「ゆ、ゆぅん。ゆっくちおきゃーしゃんさがしゅよ。ゆ・・・ゆぅ?あんよしゃんうごいちぇにぇ?」 そして、ゆっくりした母が姿を一向に見せようとはしないことを不審に感じて探し回ろうとするが、 赤れいむのあんよはなぜか動いてくれない。ずぶずぶと床に沈みこむ様な嫌な感触が返ってくるだけである。 「ゆあーん。ゆっくちできにゃいー。」 実は、これこそがベルトコンベアーの床面の、新素材の効果だ。 以前はあんよを焼いたり、削り取ったり、接着テープや針等で固定したりしなければ動きを止めることができないと考えられていたが、 歩行能力の低い赤ゆに関しては、低粘着・低反発素材の上では身動きが取れなくなるということが、偶然発見された。 あんよと呼ばれる饅頭底部全体をダイナミックに動かすことで這い、跳ね回るゆっくりならではの弱点なのだろう。 おそらくゆっくりにとってこの床面は、砂漠の流砂に沈み込むような感覚であるに違いない。 ともあれ、この床のおかげで、湯栗饅頭はゆっくり本来の食感、見た目の美しさを残したまま加工できるようになったのだ。 「ゆ・・・ゆぅぅぅ・・・あんよしゃん、うごいちぇにぇ。ゆっくちしちゃいー。」 この間にも周囲では500個以上の赤れいむが産まれ落ち、最初の1個と一言一句まったく同じ言動を行い、メソメソと泣き始めた。 そうして十分に赤れいむ達が自分の現状を認識した頃、ブゥゥン、という音とともに、プロジェクターとスピーカーが作動する。 「・・・ぃびちゃん、おかーさんはこっちだよ。おちびちゃん、こっちむいてね。」 それは、赤れいむ達が産まれ落ちる前のまどろみの中、ずっと聞き続けた声だった。 「おきゃぁしゃん!ゆっくちー!」 赤れいむ達は、産まれる前のおぼろげな意識の中で、ずっと自分に語りかけてきてくれた母れいむの声を聞いて生気を吹き返す。 無論、実際は疲労と苦痛にもだえ苦しむ母れいむ達が語りかけてくれていたはずも無く、 実は繁殖ロッカー内にスピーカーで流され続けていた、「理想の母れいむ」の声を聞いていたに過ぎないのだが・・・。 そして、スクリーンにはそのゆっくりした声の主、母れいむの姿が映し出されている。 その姿は、美しいおリボンとふくよかな下膨れの、まさに赤れいむ達が理想とした、ゆっくりした美れいむであった。 「おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆーん、おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇるにぇー。」 「ゆっくち!ゆっくち!」 しかし、赤れいむ達が望んだ反応、 「ゆっくりしていってね、おちびちゃん。」 という初めての挨拶も、 「れいむのおちびちゃんはかわいいね!すーり、すーり、しあわせー。」 という、スキンシップも帰ってくることは無かった。 「・・・なに、このゆっくりしてないおちびちゃん。ちかづかないでね・・・」 「・・・きたないおりぼんだね。ゆっくりできないよ・・・」 「・・・うんうんくさいよ。ゆっくりしないでむこうにいってね・・・」 「・・・こんなゆっくりできないゆっくりは、れいむのおちびちゃんじゃないね・・・」 一瞬前までとてもゆっくりしていた母れいむ。 しかし、赤れいむ達が語りかけた瞬間、その表情は180度反転した。 その瞳は、まるでお飾りが無いゆっくりを見るかのように侮蔑する気持ちを一切隠さず、 その声は、山盛りのうんうんに対してよりも容赦なく吐き捨てるような、嫌悪の感情そのものであった。 「ゆ・・・・ゆぁぁぁぁああああ!!!おきゃあしゃん、どぼじで、どぼじでしょんなこというにょぉぉぉおお!!」 「ゆっくちしちぇ、ゆっくちしちぇよぉ!」 赤れいむ達が泣き叫ぼうと、母れいむの冷酷な反応はまったく変化しない。 「・・・なに、このゆっくりしてないおちびちゃん。ちかづかないでね・・・」 「・・・きたないおりぼんだね。ゆっくりできないよ・・・」 「・・・うんうんくさいよ。ゆっくりしないでむこうにいってね・・・」 「・・・こんなゆっくりできないゆっくりは、れいむのおちびちゃんじゃないね・・・」 「ゆぴぃぃぃぃぃ!!!ゆっぐぢぃぃぃい!!」 よく聞けば、まったく同じ台詞、映像を30秒毎にリピートしているだけなのだが、 所詮は食用の赤れいむ達が、そのことに気づくことは無い。 ちなみにこの撮影の際に母れいむ(仮)の前に置かれたのは、 おリボンともみあげにハサミを入れてズタボロにした挙句、うんうんを全身に塗りたくった実の娘れいむであった。 この母れいむも、餡子は美味だったらしいが、なかなかのクズ饅頭っぷりである。 「ゆ、ゆぁ、おきゃしゃ・・・」 「ゆぴぅ・・・ゆっくち・・・」 それを続けること約3分、すっかり憔悴しきった赤れいむ達が、 あまりのゆっくり出来なさに、もはや世界の終わりのような表情でうなだれてくれば下ごしらえの完了である。 しかし当然、このままでは、ゆっくりした表情が売りの湯栗饅頭には向かない。 そこで、次の工程が必要になる。 「ゆ・・・ゆっくちしちゃいよ・・・」 「・・・おきゃーしゃ・・っくちぃ・・・」 500個以上の赤れいむ達が産まれ落ちてから4分15秒後、 そのお通夜のような空間に、再びゆっくりした優しい声が響く。 「・・・ぉちびちゃんたち、ゆっくりしてね。すーりすーりしようね。」 「ゆゆっ!!ゆっくち!?」 赤れいむ達が顔を上げると、そこには、先ほどまでとはまるで別のゆっくりのような、優しい笑顔の母れいむ。 「かわいいれいむのおちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 母のやさしい笑顔とゆっくりと語りかけてくる声、 それは、赤れいむ達の乾ききった心に、砂漠に滝が突然生まれたかのごとく、ゆっくりを注ぎ込む。 打ちひしがれていた赤れいむ達は、もはや母れいむの変貌振りに不審を抱く隙間すら生まれず、 周囲3方向から自分に照準を定めるアームの存在にすら気づかずに、その喜びを全身で爆発させる。 「ゆっくち!!ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!!!」×513 ブゥン・・・・・・ それが、赤れいむ達が最後に発した言葉らしい言葉だった。 このアーム、最近ゆっくりの遠隔発情用に開発された、超指向性の振動波発生装置である。 本来の用途は、100m以上離れた場所からゆっくりの餡子を揺らして、 瞬時に発情させて繁殖させるという、無駄にテクノロジーを使った、おそらくは虐待用途以外のための製品だ。 しかしこの工場のように、1個のゆっくりに対して複数方向から囲むように放射した場合、 うまく入射方向を調整することで、中央に立つゆっくりの中枢餡を瞬時にかき回し、 食品として不必要な生態機能を止めることも出来る。 この工程で、赤れいむ達は中枢餡の実に7割近くをかき回され、 言語を自由に発することも、表情を変えることも永遠に出来なくされるわけである。 この処置を終えた赤れいむ達は、言葉を聞き取ることはできても、自分から話すことはできない。 餡子をかき回された激痛と吐き気の中で、その本能にまで刻まれた唯一つの言葉しか発することが出来なくなるのだ。 すなわち、 「ゆ゛・・・ゆっくりしちぇっちぇにぇ・・・」 そして、その目の前では、動画の続きとして次のようなやり取りが延々15分ほど流れ続ける。 「ゆーん、れいむのおちびちゃんはゆっくりしてるね。」 画面端からぴょんぴょんと跳ねてくる、一匹の赤れいむ。 「おきゃーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!!」 「おちびちゃん。ゆっくりしていってね。」 「ゆーん。ゆっくちちちぇっちぇにぇ!ゆっくちちちぇっちぇにぇ!」 「ゆふふ。おちびちゃん。ゆっくりしていってね。」 「ゆわーい。ごあいしゃつはゆっくちできるにぇ!」 「むーちゃ、むーちゃ。ちあわちぇー。」 「ゆゆーん、おくちのまわりがよごれてるよ。ぺーろ、ぺーろ。」 「ゆぅーん!しゅっきりー。」 「おきゃーしゃん。しゅーり、しゅーり。」 「ゆふふ、おちびちゃん。すーり、すーり。」 「しゅーり、しゅーり。ちあわちぇー。おきゃーしゃん、きもちいーにぇ。」 「それじゃあ、そろそろすーやすーやしようね。おちびちゃん。」 「ゆっくちー。れいみゅ、ひちょりでおふとんしゃんしけりゅよ。みちぇちぇにぇ。」 。 こうして、赤れいむ達が笑顔のままボトリボトリと涙を流し続け、その涙が枯れ果てたころに動画は終わり、 コンベアーは再び動き始めるのである。 こうして、「調整室」における全工程が終わった赤れいむ達は、コンベアーの流れに沿って、 最終工程、「蒸ゆ室」で、加熱調理・殺菌が行なわれる。 「ゆぇぇぇぇ・・・ゆっくちしちぇいっちぇぇぇぇ・・・」 「ゆっぐぢぃ・・ゆっぐぢぢぢぇいちぇにぇぇ・・・・・」 「ゆぇぁぁぁぇぇぇ・・・ゆぇぇぇぇぇぇ・・・」 無論、永遠にゆっくりして鮮度が落ちてしまっては、せっかくの新鮮な赤れいむが台無しとなってしまう。 温度、湿度から調理時間にいたるまで、生かさず殺さずの、綿密な計算の上で設定がなされているのだ。 笑顔のまま室内全体に断末魔の悲鳴を響かせ続ける赤れいむ達は、 この最終工程で、その甘さとふっくらとした柔らかさをさらに増していくのである。 こうして「蒸ゆ室」でじっくりと調理された赤れいむ達は、ぷりぷりとした肌、 赤白の鮮やかなおリボン、そして、ゆっくりとした満面の笑みをたたえた表情の、すばらしい饅頭となる。 銘菓・湯栗饅頭の完成だ。賞味期限は赤れいむが永遠にゆっくりするまで。 あとは、それぞれ3個、もしくは9個毎にパッケージされて、店頭に並ぶ。 湯栗饅頭は今日も母親と一緒に買い物に来ている子供達や、部活帰りの中高生に大人気だ。 「いつみてもゆっくりしてるわねー。この赤れいむ。」 「やっぱり食用のゆっくりは、食べられるのがゆっくりー!なのよ。」 「ゆ゛・・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ・・・」 「きゃー!カワイイー!」パクリッ 「ゆぐぢぃぃぃ・・・」 「おかーさーん!おまんじゅうかってよー!」 「もー。しょうがないわねぇ。それじゃあ、3匹入りくださーい。」 「へいへーい。今日のれいむ達も、ゆっくりしてますよー!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ・・・」 「いっただきー!」ムシャムシャ・・・ 「ゆ゛・・・ゆっぐぢぃぃ・・・ゆぐぢっ!・・・・・・」 「お行儀悪いわよ。お家に帰ってからにしなさい。」 加工所の目玉商品である湯栗饅頭、その生産工程は厳重に隠され、これからも明かされることはないであろう。 その甘さに、明らかな虐待の匂いを感じ取っているのは、現在のところ、ごく一部の愛好家のみである。 先日ペッパーあきさんからもお話しあったのですが、 私の適当に使っている「虹浦町」「虹浦市」「湯栗町」などの固有名詞や、 その他シリーズもので使っている各種舞台設定等については、ご自由に流用していただいて結構です。 むしろありがた過ぎます。 別に専売特許というわけでもないし、倉塚校長とか、湯宇川教授とか、儚井さんとか、M枝・わん五郎夫妻とか、 こちらこそ無断で遊びすぎてるくらいですからねぇ。 ていうか大丈夫なのだろうか。倉塚校長は変態街道ばく進中、M1さんに至っては老夫婦になってるし。 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 美味そう -- 2019-03-30 13 53 36 それなり -- 2018-08-25 23 33 33 すばらしい -- 2015-09-03 01 37 57 アンチがわざわざこういう場所に来るってのはあれか?ツンデレって奴か? -- 2013-01-18 09 36 54 湯栗町→ゆぐりまち→ゆっくりまち こんな感じの設定ですか? -- 2012-11-25 17 22 38 ↓×2 汚饅頭www -- 2012-11-17 13 48 00 xfgbhifh -- 2012-05-25 00 39 17 おかーさーん!汚饅頭かってよー! -- 2012-04-10 21 58 23 ↓↓はいはい凸厨はアンチ掲示板に帰ってね -- 2012-01-01 11 22 56 愛好家「パクッ! これは虐待の味!」 -- 2011-11-28 17 23 43 ↓↓この人でなし!自分の子供に対してこのSSのような態度がとれるのか!!! -- 2011-08-23 13 42 40 個じゃなくて匹ってどういう事? 人でもないし -- 2011-03-16 21 45 51 赤ゆザマァwやっぱりこういう話は落ち着いて読めるな! -- 2011-01-21 17 42 04
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飾りの価値は 転 21KB ※俺設定 ※4回に分けます 飾りの価値は 転 「おでがいじまずぅぅうぅう!!!! おぢびじゃんだげでもぉぉお!!! だずげでぐだざいぃいぃいい!!! もうにどどじまぜんがらぁぁぁああ!!!!」 『駄目じゃ、野菜を盗んだゆっくりは問答無用で潰す。』 「どぼぢでぞんなごどいうのぉおぉおぉ!!!!」 とある昼下がり。 畑を耕していた男性の老人が、 隣の畑にある野菜を盗んだゆっくりを潰そうとしていた。 すでに、辺りには黒い物体が2~3個転がっていた。 『ふぅ~。』 老人は、子ゆっくりを片手で握り締めた。 まるでいつも行っているかのような慣れた手付き。 これが一度や二度ではないだろう。 「いじゃいぃぃい!!! やめちぇぇえええ!!! もうやめちぇぇええ!!! きゃわいいれいみゅにひどいこちょしにゃいでぇええ!!!」 ブチン!!! 「ゆぶっ!?」 老人は思いっきり、握り締めた。 手を開くと、かつてれいむだったと思われる物体が餡子塗れになっていた。 その物体を、汚いものを投げるかのように、ポイと地面に捨てた。 「おちびじゃんんん!!!! ばでぃざのがわいいおちびじゃんんん!!! ゆんやぁあああ!!!!どぼぢでごんなびどいごどずるのぉぉおぉ!!! がっでにばえでぐるぅぅうぅうううう!!! おやざいざんをびどりじめじでいるにんげんざんがわるいのにぃぃい!!! だどえにんげんざんのいうどおりぃぃいぃ!!! ごのおやざいざんがにんげんざんがづぐっだものだどじでもぉぉ!!! べづにごろざなぐでもいいじゃないぃいいぃいい!!! ごんなにいっばいあるんだがぁああ!!!! ずごじぐらいぃ!!!ゆっぐりがだべでもいいいじゃないぃぃい!!! ゆっぐりだっでおなががずぐんだよぉぉお!!!! ゆっぐりだぢだっでいぎでるんだよぉぉお!!! ゆっぐりだっでゆっぐりじだいんだよぉぉ!!! わるいのばゆっぐりだげじゃないよぉぉお!!! おやざいざんをひどりじめじでぇえええ!!! ばでぃざだぢにびどいごどずるおじいざんだよぉぉお!!!!!! ゆっぐりあやまっでねぇええええ!!!!!」 老人は、思いっきり、まりさを踏みつけた。 「いじゃいぃいぃ!!!! ばなじでぇええ!!!!! がわいいばでぃざがいだがっでるよぉぉ!!! ゆっぐりばなじでねぇええ!!!」 ベチャ!!! 「ゆ゛っ・・・」 まりさは一瞬にして、踏み潰され、黒い餡子が辺りに四散した。 『久しぶりじゃ、罠が破られたのは。 そうじゃの、そろそろ新しい罠にしなければならんのかのぉ・・・』 ブツブツと独り言を言う老人は、何事もなかったのように、 畑を耕しだした。 老人には、ゆっくりが好きとか嫌いとかそういう感情は持ち合わせていない。 ゆっくりは畑を荒らす害虫。そういう考えしか持ち合わせていなかった。 あのまりさの言ったように、 いくら野菜を盗み食いされたからと言って、 ゆっくりとて生きているから、殺すのはひどいのではないかということに対して、 何一つ、答えることはない。 なぜなら、最初から答えなど持ち合わせていないのだ。 例えば、野菜に害虫が付かないように、農薬を散布して害虫を殺すという行為。 農家では当たり前である。 いや、農家だけでなく、むしろ一般的な考えとして、ごく普通の行為。 虫の命の大切さなど、考えたことがない。虫の命より野菜。 それが当たり前。 ゆっくりとて、同じこと。 人間の言葉を話し、人間と同じ容姿とはいえ、害虫と全く同じ。 だから、答えられない。いや、今まで思いついたことがない。 そして、答えられないこと、思いつかないことに対して、 何一つ罪悪感どころか、心に何も感じない。 その程度なのだ。この老人にとって、ゆっくりとは。 『ふぅ~。明日は農協に行って、殺ゆ剤でも貰って来るか・・・』 老人は、疲れ果てたようで、 背中を丸めて、トボトボと帰路に着いた。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ」」」 玄関を開けると、れいむの親子が待っていた。 「おい!!!じじい!!! ここはれいむがみつけたゆっくりぷれいすだよ!!! ゆっくりしないではやくでていってね!!! あとあまあまさんもってきてね!!!」 「「「ぷくー」」」 下卑た笑いで見下した言い方をする親れいむに、 頬を膨らまし、老人を睨み付ける子れいむたち。 『はぁ・・・』 老人は溜息をつき、 玄関の靴置き場に置いてあった殺ゆ剤のスプレーを、 れいむたちに振りかけた。 「ゆびぃぃいぃい!!!!」 「いちゃいぃぃぃいぃいい!!!」 「ゆんやぁあああ!!!!」 「おべべぎゃみえにゃいぃぃいぃいぃ!!!」 一斉に苦しみだすれいむたち。 家の中で、潰してしまうと、 後で掃除が面倒だと思った老人は、 ビニール袋にれいむたちを入れて、 そぉっと、ビニール袋が破けないように、 ゆっくりと踏み始めた。 「ゆぶぅ!?やべ!!やべでぇ!!!!」 「いじゃい!!!」 「つびゅれりゅぅぅぅ!!!!」 「だちでぇええ!!!きょきょきゃらだちでぇええ!!!」 痛みのあまり声を漏らすれいむたち。 しかし、老人は、一切きにせずに、 ただ、踏みつけるだけだった。 「「「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」」」 グチャグチャに混ざり合ったれいむの残骸は、 断末魔の声を上げていた。 『ふぅ~』 老人は深い溜息のあと、近所のゴミ捨て場に、 れいむたちの残骸が入ったビニール袋を捨てに行った。 その晩のことであった。 ビニール袋に入ったれいむたちが捨てられたゴミ捨て場で、 ゴソゴソと漁っているゆっくりがいた。 バレーボール大くらいの大きさで、 飾りのないれいむであった。 そう、あのれいむである。 群れから出て行った飾りのないれいむである。 すでに子ゆっくりから、成体ゆっくりになっていた。 飾りのないれいむは、ビニール袋を噛み切り、 潰されたれいむたちの残骸を食べ始めた。 すでに息絶えているらしく、何も反応はない。 まあ、あったところで、れいむにとってはどうでもいいことだ。 れいむは無言で食べた。 ゆっくりは、「む~しゃむ~しゃ」など自身の食事の時、 声に出すが、一切そのようなことはしなかった。 無言。とにかく無言。 そして、無表情。ゆっくりにとって、餡子は大好物のあまあま。 それでも喜びの表情を見せず、コソコソとひたすら食べていた。 ジャリ!!! れいむは歯に違和感を感じ、食べていた餡子を吐き出した。 潰されたれいむのリボンだった。 リボンを着けたまま潰されたため、リボンには死臭がついており、 並みのゆっくりでは、とても嗅げた匂いではなかった。 死臭の香るリボンを見て、れいむは何か恨めしそうな顔をし、 ずっと睨み付けていた。 この飾りのないれいむは、群れを出てから、 いろんなところを旅してきた。 自分が嫌われているということを自覚したためか、 旅の途中で、様々なゆっくりの群れと遭遇したが、 どこの群れにも所属しようとしなかった。 なぜなら、いずれの群れでも、飾りがない故に、 ゆっくり出来ないとされていた。 時には言いがかりをつけられて、殺されかけたことすらあった。 餌が取れないのは、たまたま通りかかった飾りのないれいむのせい。 ドスがすっきり制限するのは、たまたま通りかかった飾りのないれいむのせい。 れいぱーが異常発生したのは、たまたま通りかかった飾りのないれいむのせい。 自分の子供がれみりゃに食べられたのは、たまたま通りかかった飾りのないれいむのせい。 冬篭りに失敗したのは、たまたま通りかかった飾りのないれいむのせい。 すっきり禁止という掟を破ってしまったのは、たまたま通りかかったれいむのせい。 群れが虐待鬼意山に襲われてしまったのは、たまたま通りかかったれいむのせい。 梅雨が長くて、雨が多いのは、たまたま通りかかったれいむのせい。 とにかく、ゆっくり出来ないのはすべて、あのゆっくりできないゆっくりのせい。 れいむのあずかり知らぬところでさえも、すべてれいむのせい。 れいむ自身も、聞いて呆れるような理由でさえ、とにかくれいむのせい。 人間が野菜を独り占めしているのは、たまたま通りかかったれいむのせい、 というゆっくりもいたくらいだ。 次第に、れいむの方から、 他の群れに出会わないようにしていた。 ある日、れいぱーに襲われかけた時、 「こんなゆっくりできないゆっくりとすっきりするのは、 とかいはじゃないわ・・・。 しょうじき、なえたわ・・・。」 と、れいぱーにすら、見限られることも多々あった。 飾りがない。 そんなことだけのために、 れいむは、いつも一人ぼっちだった。 だが、れいむはそんなことに対して、 何一つ愚痴をこぼさなかった。 しかし、時々、他のゆっくりのお飾りを、 今のように、恨めしく見つめるということが度々ある。 れいむは、そんな時、こう思っているのだ。 もしも、自分におりぼんさんが付いていたら、 こんなことにはならなかったんだろうなぁ・・・。 次の日。 『困りますよ~。ちゃんとゆっくりは潰してくれないと・・・。』 『すみません・・・』 老人は、老人より20歳くらいは若いと思われる中年女性に怒られていた。 昨日、飾りのないれいむが食い散らかしていた跡を、この女性に見つかり、 ゆっくりを捨てる場合はちゃんと潰すようにと、注意されていた。 すでに飾りのないれいむは、この場にはおらず、 当然、この女性も老人も飾りのないれいむがやったとは知らないのである。 『はぁ・・・。ちゃんと潰したはずじゃがの~・・・』 老人は、溜息をつき、背中を丸くしながら、帰っていく。 朝から怒られて、あまりいい気分じゃない老人。 とりあえず、家に帰って、畑に行く準備をしよう。 そう思い、足早に家へ急ぐ。 しかし、家の玄関前に来た時、 昨日と似たような光景がそこにはあった。 れいむが一匹、横たわっていた。 昨日と違うのは、 ただ、このれいむ、すごく苦しそうである。 顔色も悪く、真っ青な表情。 たまに口から餡子を吐き出していて、 苦しそうに、ゆっゆっとうめき声を上げていた。 よく見ると、飾りがない。 あの飾りのないれいむであった。 それもそのはずである。 殺ゆ剤が降りかかったれいむの残骸を食べたのだ。 殺ゆ剤を口にしたのと同じである。 昨日のゴミ捨て場から去った後、急に体の痛みを覚え、 どこか体を休める場所を探していた。 そして、老人の家の玄関前でついに力尽きてしまい、 1歩も動けなくなったのだ。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 体をピクピクと痙攣させて、 もう虫の息であった。 『はぁ・・・。またか・・・』 老人は、再び、深い溜息をつき、れいむの体の上に足を乗せようとした。 玄関前を汚すのは気が引けたが、 後で水でも撒いとけば済むだろうと思い、 何気なく、右足をれいむの体の上に上げた。 だが、老人は、ゆっくりを殺すことに対して、 今まで気にもしていなかったが、 この飾りのないれいむを見て、 なぜか、気づいてしまった。 今まで、こんなに弱っているゆっくりを見たことがない。 老人の畑や家を襲いにくるゆっくりたちは、 みな至って健康なゆっくりである。 肌もツヤツヤして、元気いっぱい。 ことあるごとにゆーゆーと大声を喚く。 まるでピクニックにでも来ているかのように、 ニコニコと笑顔で、人間の生活圏を侵していく。 正に害虫。 そんなゆっくりを、感情を抱かずに、 ただ潰していた老人にとって、 今わの際のゆっくりを見たのは初めてであった。 別に虐待趣味があるわけではない老人にとって、 ゆっくりの断末魔の叫びは聞き慣れていても、 ただ苦しそうなうめき声を聞いたことは一度もなかった。 飾りのないゆっくりは、 体をブルッ!ブルッ!と小刻みに揺らしている。 末期症状である。 中枢餡が、体内の餡子の制御が上手く行えない状況。 よく見ると、 肌もボロボロ、飾りもない。 汚らしい何かにしか見えない。 そんな飾りのないれいむを見て、 老人は、昨日、畑で潰したまりさの言葉を思い出した。 (ゆっぐりだぢだっでいぎでるんだよぉぉお!!!) (ゆっぐりだっでゆっぐりじだいんだよぉぉ!!!) (わるいのばゆっぐりだげじゃないよぉぉお!!!) 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 老人は、足を下ろし、れいむを抱えて家に入っていった・・・。 「ゆぅ・・・ここは・・・・どこ?」 気が付いたら、れいむは今まで見たこともない場所にいた。 まだ、体の痛みは取れていないが、 さきほどよりはいくらかマシになっていた。 『気が付いたか。』 老人はれいむに話しかける。 「ゆっ!?」 れいむは一瞬にして顔が硬直した。 実は、昨日、老人が畑でまりさを潰している時、 遠くからその光景を見ていたのだ。 れいむは、このゆっくりを殺した老人を見て、 ここはゆっくり出来ないと思い、必死で逃げた結果、 ゴミ捨て場に辿り着いたのだ。 もしかして、見つかっていた!? そして、自分は目撃ゆっくりだから、 口封じのために殺されるのか!? この飾りのないれいむも、 他のゆっくり同様、ゆっくり殺しは禁忌であるという考えからか、 人間とゆっくりの命の価値を同じだと思っている節があり、 人間がゆっくりを殺した現場を見たゆっくりを口封じで殺すのでは? という人間にはとても理解しがたいことを思っていた。 そう思ったれいむは、 今までに味わったことのない恐怖を目の当たりにした。 「ころさ・・・ない・・で・・・」 れいむは、涙を堪えて、プルプルと震えながら、必死で体を横に振った。 逃げたくもても、まず、ここがどこなのかわからないので、 安全な場所に辿り着けるかもわからないし、 まだ体の痛みは治まっていないので、逃げ回るということすら無理であった。 身動き一つ取れない状態のれいむにとって、命乞いしか術はなかった。 『落ち着け。別に殺したりはせん。』 老人は無表情で、返事を返した。 ゆっくりを殺した人間が何をしてくるかわからないと思っているれいむにとって、 その返事は信用できなかった。 ひたすら、体を震わせて、恐怖に耐えていた。 『ゆっくり休め。後でメシでも持ってきてやるから。』 「ゆぅ・・・しに・・・たく・・・な・・・い」 れいむは、緊張が切れてしまったのか、 そこで意識が途切れてしまった。 1ヵ月後・・・。 「ゆっくりおはよう!!!おじいさん!!! きょうもゆっくりしていってね!!!」 『はいはい、ゆっくりゆっくり。』 れいむは、老人の看病のおかげで、 すっかり元気になっていた。 最初は、老人に対して敵対心を持っていた飾りのないれいむだが、 次第に老人がれいむに対して殺意がないことを知ると、心を開いていったのであった。 れいむは、この老人に対して、命の恩人だと感謝し、 老人から片時も離れようとしなかった。 老人からすれば、気まぐれで、 今まで害虫扱いしていたゆっくりを助けたのだ。 まあ、邪魔になれば、いつでも殺そうと思えば、殺せる。 老人は一人暮らしをしており、 話し相手のいない老人にとって、暇つぶしにはなるだろうと思い、 今まで生かしていたのだ。 「ゆっくり!!!ゆっくり!!!」 飾りのないれいむは、その場でピョンピョンと飛び跳ねる。 れいむは群れを出て行ってから、しばらくの間、 れいむから見て、他者との友好的な交流は全くなかった。 そのためか、自然に笑みが漏れていた。 恐らく、れいむのゆん生の中で、心の底からゆっくりしている日々なのだろう。 『ほら、遊んでないで、さっさと畑に行くぞ。』 「ゆ~☆」 老人はれいむを連れて、畑に連れて行く。 「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくりしていってね~」 かつて、れいむの母親が姉たちに聞かせていた歌を、 上機嫌で歌いながら、歩くれいむ。 『お前、相変わらず、音痴じゃの~。』 「どぼぢでぞんなごどいうのぉおぉぉぉぉ!!!!」 れいむはさっきまでの笑顔と違って、 ゆんゆんと大泣きするれいむ。 人間からすれば、ゆっくりの歌など、 音程はずれっぱなしの雑音にしか聞こえない。 しかし、老人は、その耳障りな歌声をさほど気にしていない。 犬がキャンキャンとやかましく吼えている程度にしか思っていなかった。 やがて、畑に着いた老人とれいむは、それぞれ畑を耕し出した。 なんと、れいむは老人の仕事を手伝っているのである。 最初、やはり、れいむも、 野菜は勝手に生えてくるというゆっくり独自の考えを主張していたが、 老人に無理矢理、畑に連れてこられて、嫌々、仕事を手伝わされる内に、 少しずつであったが、老人の言っていることを理解し始めた。 最初は、こんな意味のないことをする意味がわからないと、不満ばかり言っていたが、 今では、自発的に畑を耕したいとまで言うくらい積極的な態度を取り出した。 「ゆ~!!!おやさいさん!!!ゆっくりおおきくそだってね!!!」 『こら!口を動かす暇があったら、手を動かせ!!!!』 「ゆっ!?おやさいさんにはなしかけるとゆっくりおおきくそだってくれるんだよ!!!」 が、所詮はゆっくり。 たまに、おかしいことを言ってくるが、 れいむが今言ったことは、ごく稀に人間でも本気で言う者もいるので、 軽く注意するだけの老人。 『れいむ、これから芋焼くぞ。危ないから下がっておれ。』 「ゆゆん!!!やきいもさんはほ~くほ~くしてゆっくりできるよ~!!!」 空き地で、焚き火を起こし、火の中に芋を入れていく老人。 「ゆ~!!!ひさんがめらめらもえてきれいだねぇ~!!! ゆ~!!!ひさんのちかくはあったたかくてゆっくりできるねぇ~!!!」 老人の注意を無視して、火の近くに寄ろうとするれいむ。 バチッ!!! 焚き火の中の枝が弾けて、火の粉がれいむのおさげに降りかかった。 「あじゅぃぃいぃいいぃぃい!!!!!」 見る見るうちに火がおさげを覆っていく。 「あじゅぃぃいぃいいぃい!!!! ひさんあっちにいってぇえええええ!!!! ひさんあっちにいってぇえええええ!!!! ゆんやぁあああ!!!!!! あじゅぃいぃいいょぉおおおぉおおお!!!!!」 れいむはピコピコとおさげを振り回し、火を振り払おうとする。 『コラ!!!だから言わんこっちゃない!!!』 「おじいざんんん!!!!みじゅっぅぅうう!!! おみじゅざんんん!!!おみじゅざんんがげでぇえええ!!!」 れいむは、老人に水をかけるように求めた。 が、老人は手につけていた軍手で、れいむの火がついたおさげを、 パンパンと叩き出した。 「いじゃい!!!いじゃいぃ!!!いじゃいよぉぉ!!! どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉお!!! おじいじゃんんん!!!!だだがないでぇええええ!!! だだがないでびざんをげじでぇえええ!!!!」 『落ち着け、れいむ。ホラ、火は消えてるぞ。』 「ゆっ!?」 れいむはジリジリになったおさげを見つめた。 「どぼぢでびざんがおみじゅじゃんをがげでないのぎえでるのぉぉぉおおおぉ!!!」 まるで魔術でも見たかのように、目を大きく見開いて、驚くれいむ。 『これくらいの火だったら、水をかけるより、 叩いて、振り払ったりすれば、簡単に消えるぞ』 「すごいよぉぉぉ!!!おじいさんん!!!! おじいさんはけんじゃなんだねぇ!!!」 れいむは老人を尊敬の眼差しで見つめる。 老人はれいむを見て、思わず、笑みが漏れた。 バカな子ほど可愛いというけどホントなんだなぁ 老人はそう思っていた。 畑の帰り道、老人とれいむは、神社により、 お参りをするのが日課になっていた。 おさげをパンパンと叩いて、合唱するれいむ。 「かみさま!!!おじいさんとれいむはずっとゆっくりさせてください!!!」 『いつも思うけど、ゆっくりって何のことを言っているのじゃ?』 「ゆっ!?ゆっくりはゆっくりだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」 『余計分からんぞ。れいむ、ゆっくりって何じゃ?』 「おじいさん!!!けんじゃなんでしょ!!!ゆっくりはゆっくりだよ!!!」 頬を膨らませて、プクーと老人を睨み付けるれいむ。 『そんなに怒るな。ホラ、帰るぞ。今日は久しぶりにご馳走でも食べるかのぉ~』 「ごちそう!!!あまあまさん!?」 『いや、いかの塩辛じゃ!』 「いやぁぁぁぁああ!!!!しおからさんはゆっくりできないぃいぃいい!!!!」 老人は、いつもこんな感じで、れいむをからかっていた。 最初は、飽きたら、潰そうとでも思っていたが、 今ではよき話し相手として、れいむを扱っていた。 他のゆっくりに対しては、以前と変わらぬ害虫扱いであったが、 れいむに対しては、特別な感情を抱いていた。 れいむからすれば、 今までのゆん生は、飾りがないというだけで、 騙されるかいじめられるか嫌われるかのどれかであった。 しかし、れいむはこの老人と出会い、 飾りがなくても、ゆっくり出来る日々を与えてくれたことを幸せだと思っていた。 れいむは、この老人を何よりも大事に思っていた。 今までゆん生の中で最初で最後のれいむの心の友である老人を・・・。 数日後。 『れいむ、プレゼントがあるんじゃ・・・。』 「ゆっ!?」 老人は、れいむの頭の上に、何かを置いた。 そして、老人は、れいむに鏡を見せた。 れいむは、自分の頭の上にリボンがあるのに気づいた。 老人は、れいむのために、リボンを買っていたのだ。 『お前、どこかでリボンなくしたみたいだな。』 「お、お、お、おじ・・・」 れいむは瞼に涙を溜め、言葉を詰まらせている。 『もうなくすんじゃないぞ・・・』 「おじいじゃんんんん!!!!ゆっぐりありがどうぅうぅううう!!!!」 れいむは、笑みを漏らしながら、涙を流した。 生まれてきてから、飾りがないというだけで、 ゆっくり出来ないゆん生を過ごしてきたれいむにとって、 老人からもらったリボンは、とてつもなく嬉しかった。 そして、何より、この老人には、 れいむは言葉では言い尽くせないほどの感謝でいっぱいであった。 れいむをゆっくりさせてくれるだけでなく、 こんなに綺麗でゆっくりしたリボンをくれるなんて・・・。 「ゆっくり!!!ゆっくり!!!」 嬉しさのあまり、飛び跳ねるれいむ。 『こ、こら、まだちゃんと着けていない飛び跳ねると、 どこかに行ってしまうぞ!!!!』 と、注意した途端、 れいむの頭についていたリボンが風に流されて、 ヒラヒラと宙を舞っていった。 「ゆぅぅぅう!!!! れいむのおりぼんさん!!! とんでいかないでぇぇえ!!!!」 れいむは、血相を変えて、リボンを追いかけて行く。 『オ、オイ!!!勝手に道に出るな!!! 車が来たら危ないから帰ってくるのじゃ!!!』 「おりぼんさんんん!!! いじわるしないでぇぇえええ!!! れいむのおりぼんさんんん!!! ゆっくりしていってねぇえええ!!!!!」 老人の制止を振り切り、リボンを目掛けて追いかけていくれいむ。 れいむのリボンは車道の真ん中に止まった。 「ゆっ!!!れいむのおりぼんさんがとまったよ!!! ゆっくりとるよ!!!ゆっくりしないではやくとるよ!!!」 れいむは、嬉しさのあまり、車道に飛び出るれいむ。 普段は老人の言うとおり、車道に勝手に飛び出るようなことはしないのだが、 目の前のリボンをとることで必死であったため、 老人の忠告など頭に一切なかった。 車道に出て、リボンを拾いにいき、リボンまであと2mくらいまで近づいた。 「おりぼんさん!!!ゆっくりしていってね!!!」 れいむがリボンを取ろうした矢先、れいむの横には大きなトラックが差し迫っていた。 『危ないっ!!!れいむっ!!!!』 老人は叫ぶと同時に、れいむに目掛けて、車道へ飛び込んでいった。 キキィイイイイイイイイイイイ!!!!!! 大きな音と共に、れいむは前方へ投げ出された。 「いじゃいいぃぃいいぃいい!!!」 フェンスにぶつかったれいむは、体をクネクネさせて痛がる。 痛みもだいぶ収まり、辺りを見回すれいむ。 リボンはどこ?れいむのリボンはどこ? キョロキョロと見回すと、リボンがあった。 「れいむのおりぼ!!!!・・・んさん!?・・・・」 リボンの向こう側には真っ赤な血に塗れた老人が横たわっていた。 「おじ・・・い・・・さ・・・」 れいむは、その時、やっと状況を把握した。 リボンを追いかけて、車に轢かれそうにれいむを、 老人が庇って、れいむの代わりに轢かれてしまったことを。 「おじいさんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!」 れいむは叫んだ。 辺りにはれいむの絶望した叫び声が響き渡っていた。 続く。 あとがき 結末に気づいている方へ。 ちょっと過去の作品を見直していると、 若干、矛盾があるけど、 それはご愛嬌+誤差の範囲ってことで ゆっくり許してね。 あと、前回より少し時間がかかったのは、 最近、仕事が忙しいので、 作成に取り掛かれない。 前作が思った以上に高評価で、 今回は愛で一色で話そうと思ったら、 それをした時の批判が怖くなって、 無理矢理、虐要素を入れるように思案していたから。 そして、前作以上の出来にしないといけないという、 どうでもいいプレッシャーに、自分自身でかけてしまい、 思ったように手が進まなかった。 人の目を気にしたら、スラスラとかけないことに気がついた。 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓↓↓↓↓その意見で考えるとお前はシラス1パック250円なのに対してマグロ1尾100万円(マグロ の値段は正確には分からないけど)に疑問を持つ筈だが。 -- 2016-02-16 23 04 39 飼い犬は可愛く思う、汚い野良犬が家の周りを汚していると殺意しか芽生えない -- 2012-12-17 19 47 09 このゆっくりは「飾りをつけると近くの老人をひき殺す」というジンクスでもあるのか? もうなんかミタさんみたい -- 2011-12-30 02 37 44 ↓↓↓ああ、何十年もヒキニートやってるから分裂病が統合失調症に改称されたことも知らないんだね! はやく仕事をみつけてね! -- 2011-01-30 15 04 41 ↓↓ゲームとかネットばっかで人間の生の反応に触れてないからそんな単純な考え方しかできないんだよ。 -- 2011-01-30 13 59 06 ↓人間の心はそれほど一貫性や無矛盾性を持っていない もう少し自分をよく見つめ直してみればいい -- 2010-10-31 18 42 20 他のゆっくりは何も感じずに害虫として潰してたのに 死にかけた虫を見て急に助けようと思うんだな このジジイは分裂症ですか? -- 2010-09-07 03 37 18 冒頭で勝手なことほざいてるまりさって結局自分が悪いなんてこれっぽっちも思ってないじゃねえか たとえ許してもすぐにコロっと忘れて人間が全部悪いことにしてまた畑荒らしするだろうな。やっぱ問答無用で潰すしかねえ -- 2010-09-02 17 36 52 飾りの有無なんて些細過ぎる違い。れいむ種が悪い結果しか呼ばないことに変わりはない。さすが屑中の屑。 -- 2010-08-26 23 14 09
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最新更新情報 トップページに統合 ■本スレより~2012/06/18(月) 適当に翻訳してみたぞ あんまり信用しないで適当に読んでくれ 大型アップデート『王女の都』 9月更新 新エリア「最後の聖域」追加 新MOB 女忍者 新BOSS王女 追加 新スキル 追跡? (エリア内のものや人の位置がわかる?) 脱衣 (相手の服を脱がせられる?爆衣と違って脱がせるだけとかMOBにも使えるとか?) 人体評価?(相手の体の情報が見れる。HPとか今まで観察で見れなかった項目かな?) 特攻 (攻撃を受けたときか死んだときか知らないけど、もし罠を装備していたら巻き込んで自爆するじゃないかな? 途中で切れてて続きは読めないけど) 護符の効果を購入時最低に変更?(強化して初めて力を発揮する感じかね?) 青木瓜四物飲・昇圃大□丸の効果上昇?(見てすぐわかるくらいになるのかね?) 頭装備とアイテムの追加 ギルド倉庫の追加 離婚機能などの新機能16項目追加 過去の更新情報など 2011/02/11 日本語版(国際版)がリリースされました。 2011/06/17 新マップ追加(中華城エリア)等 アップデートされました。 2011/12/02 新マップ追加(北神社エリア)等 アップデートされました。 2011/12/09~ 起動不具合の修正パッチ がちょこちょこ・・・。 2012/04/21 一部スキル修正 2012/07/XX 大型アップデート予定 ⇒アプデ9月に延期? あると便利だと思ってつくってみたお
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老夫婦とまりさ4 17KB 虐待-凄惨 制裁 愛で 悲劇 理不尽 差別・格差 誤解・妬み 家族崩壊 家出 駆除 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 自然界 現代 虐待人間 愛護人間 五作品目です。人間主体となっているのでご了承下さい 五作品目です。 >小出し 今回から一作品ごとの文章量を増やしていけるように頑張ります。 前作品の続きです。 老夫婦の過去話中心で子まりさは殆ど出てきません。 また、子どもが苛められるシーンがあるのでご注意下さい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 老夫婦とまりさ4 1. 老夫婦にはかつて息子がいた。 勉学は秀でており運動神経もよく、学校での成績も上位に入っていた。 しかし、その生活が幸せであったわけではなかった。 いじめの存在が彼を不幸にしていた。 それは小学校中学年ほどから顕著になり、毎日のように陰湿ないじめが発生していた。 (…またか) 登校してみると学校の学習机の中にゆっくりの死骸が詰め込まれていた。 いつものように少年は机の中身の掃除をし始めた。 その様子をにやにやと遠巻きに見つめる集団がいる。 ゆっくりの死骸を机に詰め込んだ当事者達である。 「…」 少年はその視線に気付いているものの相手にせず淡々と作業をしていた。 いじめが始まった頃には少年の味方をし、いじめ集団に対抗する同級生もいた。 しかし、それはすぐいなくなった。憐憫の情を見せるだけで、自分たちも標的にされることが分かったからだ。 少年と関わるだけで、同じようないじめを受けることとなったのである。 今では少年を避けようと視線を逸らすことが当たり前となっている。 「おはよう。朝の会やるぞー」 いじめが始まった原因は少年に対する嫉妬である。 成績が優秀であることから、目を付けられたのだ。 最初の頃はちょっとした遊び感覚のものであり、少年も笑って応じていた。 だが、それは次第に過激になっていき収まることはなかった。 少年は抵抗したものの、それは余計に相手を刺激するということが分かってから何もしなくなった。 教師に頼ったこともあったが、それは無駄に終わった。 いじめ集団の頭は村の有力者の子どもであり、幅をきかせていた。 聞けば校長とも私的な繋がりを持っており、その態度は横柄なものであった。 少年は学校においては孤立無援の状態であった。 「起立。礼。おはようございます」 「「「おはようございます」」」 少年は号令をかけ、形式的に朝の会を始める。 授業においても挙手や発言は消極的に行い、休み時間には机で俯せていた。 必要以上のことはせず、最低限のことだけをこなしていた。 いじめが嫉妬から来ることが分かっているため、極力目立たないようにしていたのである。 「何寝てんだよ」 「うぜーから学校に来んなよ」 昼休み。自分の席で少年が俯せていると椅子を蹴られた。 できるだけ相手にしないように無言でそのままの体勢を維持しようとしている。 「起きてんじゃん。さっさと帰れよ」 「お前にこんなもんはいらねーよ」 いじめ集団の一人が机を蹴り倒す。 机の中からすでにぼろぼろである教科書とノートを全て取り出し、窓から投げ捨てた。 一部は側溝に落ち、一部は校庭に落ちた。 いつものように少年は椅子に座ったままだった。 チャイムが鳴る。もうすぐ授業の時間となった。 少年は席から立ち上がり教科書とノートを取りに外へと向かった。 「…」 前日が雨であったために、教科書とノートはどろどろに汚れている。 少年は泥を軽く水で流し落とし始めた。 頭に感触を感じた。手で触ると妙に生ぬるく粘質がある。 見上げると窓からいじめ集団がにやにやこちらを見ていた。 少年の手についているのは唾であった。 「見てんじゃねーよカス」 「そのまま帰れ、帰れ」 少年は手を洗い、教室に戻った。 机と椅子は倒されており、筆箱はゴミ箱の中にあった。 だが、それはいつものことであり、いつものように元に戻し、いつものように、授業の号令をした。 少年は歳不相応に達観していた。 傍若無人な権力に対する自分の無力さを知っており、それに対抗する術もない。 対抗できたとしてもそれは自分をさらに苦しめるだけであり、耐えるしかないことを悟っていた。 授業が終わり、至福の時が訪れる。 机の中身を全て片付け、早々に学校を出て行く。 足取りは速く、逃げるように家へと帰っていった。 2. 「ただいま」 「おかえり、学校はどうだった」 「別に」 「…そう」 父も母もいじめの存在には気付いており、学校に訴えをしたこともあった。 しかし、それは徒労に終わっただけであった。 学校を牛耳られており、担任は操り人形そのものであった。 地元の警察にも行ったが、相手にされなかった。 小学校児童を罪に問えるわけでもなく、保護者同士でなんとかして下さいとのことであった。 せめて口頭注意でもと願い入れたが、逆恨みされいじめを助長させる結果となった。 他にも出来ることは全てしたが、結果は芳しくなかった。 少年の立場は悪くなるばかりで何も好転はしなかった。 「…はぁ」 少年は自分の部屋に入るとため息を漏らした。 慣れてしまったこととはいえ、精神的にはかなり辛かった。 ランドセルを投げ捨てるように置くと、学習机の一番下の引き出しを開けた。 その中には一匹のれいむがいた。 れいむは少年の姿に気がつくと怯えた目で震え上がった。 そのれいむは片眼をえぐり取られており、代わりにたわしを無理矢理に詰め込まれていた。 足は剣山に突き刺されており、すでに足としての機能は全て失われていた。 髪であったと思われる部分は焼かれ縮れていた。 口は縫いつけられ、声が出ないようにされていた。 少年はいじめでの苦しみをこのれいむにぶつけていたのである。 「さて…」 少年はテープで繋げられた鉛筆をれいむに突き刺していく。 れいむの悲鳴は口内のみで響き渡り、少年の部屋には響かない。 そのおかげで両親に悲鳴を聞かせることはなく、両親にも気付かれていないと少年は思っていた。 実際は少年がれいむを捕らえ、虐待していることを知っているが知らない振りをしていた。 不満の捌け口ができていることを肯定的に捉えたのだ。 虐待という歪んだ形であるものの、塞ぎ込まずにいるのはそのおかげだからである。 6本目を刺した時点でれいむは気を失った。 「今日は早いな」 つまらなそうにそう言うと机の引き出しを閉じ、その日の宿題を始めた。 宿題を終えると何をするのでもなく、新しい虐待方法について考えはじめた。 「ごはんですよー」 「はーい」 母に呼ばれて部屋を出て、夕飯を食べはじめる。 会話はなかった。学校について聞いても良い話が出てくるはずもない。 無理に話したとしてもそれは少年の心を傷つけるだけである。 ただ、少しずつ少年の心は荒んでいくだけで、誰も救うことはできなかった。 「ごちそうさま」 「…」 食事を終えると少年は部屋へと閉じこもった。 少年は必要な時以外は自分の部屋に戻り、虐待に関することか宿題のみを行っていた。 少年の生活と心は塞ぎ込んでいく一方であった。 「ただいま」 父が帰ってきた。 別の校区の教師をしている父は帰りも遅い。 言葉には力が感じられない。 部屋越しに聞こえてくる両親の話には、勤め先の学校でもいじめがあるという話もよくある。 自分と同じ立場の子どもがいるようで、父はそれを悩んでいるようである。 (…僕と同じような子がいるんだな) そう思うと心が多少楽になり、諦めもつきやすくなった。 その日はれいむに鉛筆をさらに3本刺すだけで眠りにつくことができた。 3. (俺は無力だな…) 学校で教師としての立場をしていてよく思うことである。 熱心に教育をし、保護者からの評判も良いがそれは自身の満足には直結しない。 いじめは保護者の見えないところでも進行しており、時には解決できないこともある。 そういった現実を目の当たりにしたその時、強く無力感を感じた。 「先生!助けてよ!」 いじめが進行している子の訴えである。息子と同じ学年だ。 息子と違い出来の悪い子であるが、素直で明るい子である。 いじめの原因はその出来の悪さからであり、原因は息子とは真っ向に反対している。 「何があったんだ?」 「あいつらが物をぶつけて来るんだ!」 泣きながら指さす方向にはいじめ集団がしまったといったような顔でこちらを見ている。 「おい!お前らそれは本当か!」 いじめ集団はその場から逃げ出し、姿をくらました。 良く言えば追い返した、悪く言えば逃がしたということになるが、とにかくその場でのいじめは終わった。 「先生、ありがとう!」 その子に笑顔が戻ってきた。 それに笑顔で返すがそれは仮の笑顔であった。 いじめが途切れたとしても、それは一時的なものであり根本的な解決となっていない。 同じようなことが以前もあり、今回もいじめがあったことを考えれば意味のないことであることが明白である。 いじめには根本的な解決が必要である。 職員会議においてこの子がいじめられているということに関して取り上げたが年老いた世代は消極的であった。 いじめが世間に露呈すると学校としての立場が悪いから大々的に取り組めない。 そもそもいじめ対策をするということはいじめの存在を認めていることになる。 そういったことを平気で言い放ち、いじめを黙認する姿勢を取っている。 若い世代はそれはいけないであろうと刃向かうも相手にされない。 (老害め…!) いじめは本来学校全体で取り組む課題であるのだが、前向きに結束することはなかった。 仕方が無く若い世代で協力的に取り組み、解決へと努力をすることにした。 この校区には村の有力者という者が介入するということなく、息子の校区とは違い段々と良い方向へと向かっていった。 だが、自分の息子に対するいじめを解決できるわけでないために、権力に対する無力感はさらに大きくなった。 (…くそっ!なんて俺は無力なんだ!息子一人助けられないのか!) 自分の校区の子どもは助けられるのに、自分の息子が助けられない苛立ちは自分の心を責め立てた。 4. 中学生になり少年は苛立ちを募らせ始めた。 それには幾つかの理由があった。 一つは、いじめのさらなる過激化である。 控えめであった暴力行為が激しくなり、体に生傷が絶えなくなってきた。 体の発育も伴いその痛みも次第に強くなり、苦しさも酷いものとなった。 また、いじめ集団も拡大し、少年を囲い込む人数はさらに増えていた。 一つは、虐待への慣れである。 引き出しに入れていたれいむはすでに死んでおり、新しくゆっくりを捕らえるもどれも長生きはせず、死んでいった。 いじめの激化に伴う虐待の残虐化が原因であるが、それに慣れてしまい生半可な虐待では満足できないようになったのである。 少年の荒んだ心を癒すためには相当な虐待が必要となってきたのである。 そして、もう一つは父の校区のいじめの改善である。 これが少年の心をさらに傷つけることとなった。 自分の父がいじめを改善しているということが分かり、自分と比べることで不満を募らせたのだ。 これまでに父は息子のために奔走していたが効果がなく、少年はありがたみを感じていない。 父は自分の職業の役割を真っ当に遂行にしているだけであったのだが、少年の眼にはそうは映らなかった。 ただ、自分を差し置いて他の子どもを優先する愚かな父親としか見ていなかった。 「おい、こんな時間にどこへ行くんだ!」 「うっせーこの糞親父!」 夜も遅い時間に、少年は家を飛び出した。 玄関を乱暴に閉めると少年は自転車に跨り、夜の闇に溶けていった。 何も見えない闇の中を父と母はむなしく見つめていた。 少年の向かった先はゆっくりの群れがいるという山である。 ここに来た目的は虐殺を通しての気晴らしである。 「…ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 少年が一声かけると、愚かにも一匹のれいむがそれに反応してしまった。 近頃虐殺をする人間が出るというので注意するよう群れのリーダーから言われたばかりである。 「そこか」 少年は声のする方向に懐中電灯を向けてれいむを見つけ出した。 「ゆ!?」 「本当にお前らは馬鹿だな」 髪を掴むと懐中電灯を置き、持っていたライターでじりじりとあぶり出した。 れいむから悲鳴が発せられる。ライターの火は少年とれいむの顔を下から照らしている。 「やめでぇぇぇぇぇぇぇ!」 「やめるわけないじゃん」 いじめ集団と同じ台詞を吐き出し、れいむを少しずつ焼いていく。 その悲鳴は群れのゆっくりにも聞こえており、巣の中で震えている。 「なんでお前を助けに来ないんだろうなぁ」 「だれがだずげでぇぇぇぇぇぇぇぇ!どぼじでだずげでぐれないのぉぉぉぉぉぉ!」 助けに行かないのは当たり前である。少年にはその理由がよく分かっていた。 下手に手を出すと巻き添えを喰らうことは目に見えて明らかなのである。 勝てない相手に手を出すことは自分の死を早めるだけだ。 「みんなお前が嫌いなんだよ」 「そんなわげないでじょぉぉぉぉぉ!でいぶはみんなのあいどるなんだよぉぉぉぉぉ!」 「うぜぇよ」 少年は日々の不満をれいむのぶつける。 いじめ集団と同じように高圧的にれいむに声をかける。 ふと、少年は自嘲的に笑う。自分が嫌っているいじめ集団と自分が全く同じであるということを笑ったのだ。 最も嫌いであったいじめ集団と自分の姿を重ねて、自分の愚かさが滑稽に思えたのだ。 それでも少年はれいむをあぶり続けた。 それが楽しいからである。 愚かだからなんだというのだ。嫌いだからなんだというのだ。 今、この場で、弱い者をいじめることが何が悪いというのだ。 世間から嫌われ、迫害されるものを痛めつけることが何が悪い。 自分がそうされているのだからそれは当然だ。ゆっくりをいじめて何が悪いのだ。 「おりゃっ!」 「ゆぎゅぼぁっ!」 れいむのもみあげを持ち近くの石に叩き付ける。 頬からぶつかり、餡子が飛び散り、歯が数本宙に浮いて闇に消えた。 「汚ぇ顔だなぁ」 「ゆぎぃぃぃぃ…」 すでに原型を留めないれいむを足で踏みにじり、冷淡に言い放つ。 れいむの死は目前であった。 「お前、生きてる価値ないよ」 短い悲鳴と共にれいむは潰れた。 少年は満足そうな笑みを浮かべた。 「さて、次はお前だ」 「むきゅっ!?」 一匹のぱちゅりーが切り株の後ろにいた。 隠れているつもりだったのであろうが、丸見えであった。 自分が人間を見えていなければ、人間も自分も見えてないだろうと思っていたのだろうか。 「まっ…まってね!ぱちゅりーはこうしょうをしにきたのよ!」 「交渉だぁ?」 思いも寄らない発言に眉を歪ませた。 ゆっくりごときが交渉をするとは思ってはいなかった。 「にんげんさんはおかねさんがすきなんでしょ!これをあげるからかえってくれないかしら!」 ぱちゅりーが見せたのは100円玉であった。 このぱちゅりーはゆっくりにしては賢くお金の概念を多少は知っているようであった。 「へぇ、お金持ってるのか」 「むきゅ!これでかえってくれる?」 「さっさとよこせよ」 「かえってくれるとやくそくしてくれるかしら?」 「ああ帰ってやる」 少年はぱちゅりーから100円玉を受け取るとぱちゅりーを足で踏みにじり始めた。 帰るつもりなど毛頭なかった。 「足りねーよ。こんなんで帰るかよ」 「むぎゅぅぅぅぅ…でもさっきかえってやるって…」 「言ってねぇよ」 少年は落ちていた棒きれを持ちぱちゅりーの目玉をえぐった。 感触は柔らかく、簡単に取れた。 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 少年は二つ目もえぐる。同じような悲鳴が響いた。 だが少年はそれをにやにやと見つめるだけであった。 「げんじゃなおめめさんをがえじてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 「他のゆっくりがどこにいるか教えたら教えてやるよ」 「ぢがぐにあるおおぎないわざんのじだにいまずぅぅぅぅぅぅ!」 他のゆっくりがどうなるか知れないのに即答した。 最初は群れのことを考えて交渉をしに来たようだが、自分に危機が迫れば身勝手なものである。 「へぇ、本当にいるのか」 少年が岩の下の窪みを覗くとありすが一匹寝ていた。 嘘を教えれば良かったものを正直に答えていた。 「お前は本当に独りよがりだなっ!」 「むぎゅっ!」 そう言うと同時にぱちゅりーを蹴り飛ばした。 岩に当たり、その体は破裂するように細かく飛び散った。 「さて」 少年はありすをいかに虐殺しようかと思案した。 結果、れいむとぱちゅりーの死骸を詰め込み、土で埋めるという方法にした。 寝言で「あまあまさんがいっぱいだぁ」と漏らすありすは滑稽であった。 土を被せようとした時にやっと起きたらしく、なにやら叫びが聞こえていた。 何を言っているかは分からなかったものの少年はそれで満足であった。 土を被せ終わると、声が聞こえなくなったのを確認すると少年はその場を立ち去った。 その一晩で群れから三匹のゆっくりが消えた。 夜中の虐殺は少年の不満が溜まる度に行われ、段々とその頻度も上がっていた。 皮肉なことにその行為がゆっくりによる畑の被害の減少に貢献していた。 5. 中学も三年になると家庭内での暴力は当たり前のものとなった。 息子が両親にことあるごとに喧嘩をふっかけた。母が暴力を受けると父がそれを懸命に押さえるということが多かった。 病院沙汰にはならなかったものの、それは酷い状況にはかわりなかった。 父は武道をやっていたこともあり、当初は息子の暴力を押さえることもできていた。 しかし、身体の衰えと心労、息子の成長により力関係は逆転していった。 家庭は乱れ、息子はついに刃物を手に両親を脅すことも辞さないようになってきた。 父が稼いだお金はほとんどが息子に吸い取られ、全てが虐待、暴力に注ぎ込まれていった。 そしてついにその日がやってきた。 「おい、お前!どこに行くんだ!学校は!」 「うっせーよ。こんな田舎から出て行くだけだ」 「何言ってるの!」 「殺すぞこの糞ばばあ!」 息子は母を突き飛ばした。 父は母を抱き支える。 「母さんになんてことをするんだ!」 「うぅ…」 「黙れこの糞じじいが!息子を息子と思わないような奴を親に持った覚えはねーよ!」 息子は両親に対して恨みを持っている。 自分をいじめから救ってくれなかったことが許せないのであった。 さらに父が自分を見捨てて他人を助けているように思っていた。 「何を言ってるんだ!俺はお前を助けようと…!」 「寝言は寝て言え!なんで他人の子どもを助けて俺を…!俺をっ…!」 少年は言葉の先を言えずに、目に涙を蓄えている。 ここに来て悲しみが溢れてきたのであろうか。 手はつよく拳を握り、体を大きく震わせている。 「糞っ…!じゃあな!」 少年はかつて育った家に背を向け走り出した。 両親はそれを追おうとしたが、やがて足は止まった。 道の真ん中で立ちつくし、寂しい気持ちに包まれ家へととぼとぼと戻っていった。 その日は警察に連絡をし、失意のまま翌朝を迎えた。 (…家、こんなに広かったんだな) 夫は妻より早く起きると家を見てまわり始めた。 家族の一人がいなくなった家は広く感じた。 酷い思いをさせられた息子でもいなくなれば悲しいものである。 息子の部屋を見る。 部屋に近づくだけで暴行されるのでこれまで近づいたことすらなかった場所である。 中は荒れており、少年の心がそのまま体現されたかのように思えた。 それでも賞状やトロフィーなどの過去の栄光を表すものはそのまま残っていた。 「…」 長く沈黙し、部屋を眺めて今までの思い出を巡らしてみた。 楽しかった時の息子を思い出し、何かがこみ上げてくるのを感じた。 逃げるように部屋を後にして縁側に向かった。 近くの柱に手を掛けるとそこには背比べの傷跡が残っていた。 傷跡は11歳の8月の記録で終わっていた。 それを見て、父はその場に崩れるように座り静かに泣いた。 6. 家から息子がいなくなってから長い月日経った。 夫は仕事を退職した。夫婦には白髪も増え、老夫婦と言えるような風貌になっていった。 時は少しずつ夫婦の心に残った傷を癒していったが治るわけではなかった。 息子のことを思い返す度に、悲しみが心を襲った。 そのためか、息子のことを話題に出すことはほとんどなくなっていった。 それでも息子がいつ帰ってきてもいいように、部屋はいつも綺麗にしていた。 息子がいなくなったことで暴行されることはなくなったが、幸せではない。 残った財産で土地を買い、畑仕事をして生活していくようになったのはこの頃からである。 「…お前は俺たちが悪かったと思うか?」 子まりさに息子のことについて話し終わるとお爺さんはそう聞いた。 その言葉はいつものような元気がなく、酷く思い詰めているように思えた。 「…まりさには難しくてよく分からないけどお爺ちゃんたちは頑張っていたと思うんだぜ」 子まりさが話を全て理解できていたかはどうかは分からないが、はっきりとした口調でそう答えた。 それは嘘偽りでなく、心からの言葉であった。 「…そうか」 老夫婦の顔にほんの少しの笑みが戻った。 子まりさにの一言は老夫婦の気持ちを多少なりとも和らげたのだろう。 「ほらほら、せっかくの料理が冷めちゃいますよ。もう食べましょうよ」 「お、そうだな」 夕食は明るい雰囲気を取り戻した。 その日は老夫婦にとっての記憶に残る一日となった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今まで書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 1085 ゆっくり一家とゲスとお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1101 老夫婦とまりさ1 ふたば系ゆっくりいじめ 1107 老夫婦とまりさ2 ふたば系ゆっくりいじめ 1114 老夫婦とまりさ3 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 今なら小学校でも、いじめは立派な犯罪と認知され始めてる。 (遅ぇーよ!!) モノが無くなれば窃盗だし、痣が残れば傷害。 (まぁ、証拠を残さない方法に進化しただけだがな!!) 今は、PTAも警察も動き始めている。 (日記など記録がなければ動かないがな!!) いじめられている皆、きっと今も頑張っているだろう。 あとは「私を助けて!!」って言うだけだ!! (結局示談になって心の篭ってない「ごめんなさい」⇒「お咎め無し」だがな!!!怒) -- 2018-03-09 06 46 26 おじいさんのむすこさんをや味゚る奴らはゆっくりしね! -- 2014-06-15 13 47 30 あれだ 饅頭どうにかするより腐った人間どうにかしたほうが先だな -- 2013-07-12 05 41 34 やはりまんじゅうをつぶすのはただげんじつからめをそらしてるだけなんだよ・・・ おにーさんはいじめっこというにんげんのげすどもをせいっさいすることにしたよ・・・ -- 2012-10-04 00 36 20 漢字を喋るゆっくり・・・だと!? -- 2011-09-14 18 37 58 そりゃ親なら「自分を殺せるわけない」って思ってるからだろ。いじめっ子には何されるかわからんだろし。 -- 2010-12-17 22 45 41 親に刃物を振るえる癖に、いじめっ子相手には何もできないんだなー -- 2010-12-17 22 02 56
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思いを伝えよう 2KB 虐待-普通 ギャグ 現代 虐待人間 名乗るべきか、名乗らぬべきか? 俺は虐待鬼威参、突然だがこんな俺にも彼女が出来た。 趣味も価値観もぴったり、今度プロポーズする予定なんだが…… ゆっくりをテーマにプロポーズするなんて言ってしまって猛烈に困っている。 もちろん彼女もゆっくりは好きだ、苛めたくなるほどに。 ただ、どうやってプロポーズにゆっくりを取り入れたらいいのか、ない頭を絞って考える。 「ゆぎぎぎぃぃぃぃ!でいぶをじぼらないでぇぇぇぇぇ!!」 「はー」 出るのはため息ばかりなり。 あほな事言わなきゃよかったかな? まあ、あれこれ悩んでも仕方ない、色々やってみるか。 「俺の気持ちです、受け取ってください!!」 「ゆゆっ?!なんなのぜこのくそばばあは?まりささまのどれいこうほなのぜ?」 「……………」ビキッ! 「しかたないのぜ!くそばばあはきょうからまりささまのd」グチャッ! 「なぜだあぁぁぁぁ!」 「……くそばばあって言われて気分良い訳ないでしょ?」 「くっ」 「給料の3か月分です」 「あみゃあみゃもっちぇきょい!くちょどりぇい!」 「………」ブチッ! 「これもだめか?!」 「…あんたの給料3か月分はこの1匹の赤ゆなの?」 「うけるとおもったのにぃぃぃぃぃ!!!」 俺は泣いて走り去る。 「………まあ、おもしろかったけど…」 「お代官様、お納めください子ゆっくりの詰め合わせです。」 『ゆっくりしていってね!!』キリッ×12 「越後屋、何か間違っておるぞ?」グチャッ×12 「お届け物です!」 「ゆゆゆっ?なんn」バーンッ!! 「…プレゼントから離れなさい、なんかおかしな方向に走ってきてるし…」 「…むぅ」 「俺、このドスを倒したら帰ってお前と結婚するんだ!」 ユッ!ドスハナニモワルイコトハシテナイヨ! 「あんたじゃ無理よ、止めときなさい」ドガッ! ユベボッ!! ?!!ドス!ドス!シッカリシテェェェェェェェェェ!!!! 「…………強いな(汗……」 「お前のために、この町の野良ゆを全部駆除するぜ!」 「それ、無理だから!それにそんな事したら楽しみが減るでしょ?」 「…うむぅ」 …ここまで来て手詰まりか?俺は何も出来ないのか?! そう絶望していたところだったが、一筋の希望が見えてきた。 そうだ、まだあれがある!思い立ったら即行動だ! 「おれのぉぉぉぉぉ!きもちをぉぉぉぉぉぉ!!」 俺のスピードは加速する、思いをのせて加速する。 「うけとれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 そういって大きく振りかぶる。 そう、これは古来から言われてきた言葉だ。 「ゆっくりぃぃぃぃ!バスタァァァァァァ!!」 そう叫ぶと、大きめのまりさを彼女めがけて放り投げる。 「おぞらおぉぉぉぉぉとんでるみだぁぁぁぁぁぁぁぁぁいいい!!」 こんな時にも律儀な奴だ。 「?!」バーーン!!グジャ! 「よし!」 成功だ、まりさは見事に彼女に命中、当たって砕けたのだ。 「………」プルプルプル! 餡子まみれになった彼女が震えている、感極まったのか?俺の思いは届いたのか? そんな事を考えていると… 「このぉぉ!おおばかもんんんんんnnnn!!!」 バキッ!!!! 「あら?」 瞬間、俺は宙を舞っていた。 「おそらをとんでるみたーい!」 嗚呼、愛が痛い。 完 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ドスかわいそすぎだろwwww 他?どうでもよかんべ -- 2016-09-13 03 14 23 律儀ナイスw -- 2013-12-19 13 34 24 これ徒然あきさんだったんか!!!? 現在の神SSからは想像もつかなかったよ 徒然あきさんでも最初期は苦心してたんだなぁ いつから神ssになるのか楽しみだなw -- 2011-10-29 23 34 59 人の好みはそれぞれさ~ -- 2011-10-29 01 43 13 まあサイズが2KBでギャグって注意書きがある時点で過剰な期待は捨てた方がいい -- 2011-10-22 16 40 46 アホかコイツらw -- 2011-08-02 00 36 14 人間が「おそらをt(ry」だって!? -- 2010-12-12 01 14 37 お前の学校の校長先生だよ。 -- 2010-08-03 22 29 32 おいおい…の人の言葉とかその他もろもろが私の学校のとある男に妙に似てるんだが…いや、まさかね… -- 2010-08-03 18 06 58 こちらこそゴメンナサイ。不毛な揚げ足の取り合いはもうやめよう。 -- 2010-07-26 22 16 13 読んでもないのに内容と面白さが理解できる程度の能力をくれ。 おいおい……の奴だけど、言葉足らずで誤解させたようだなスマン いやな、つまらないとかくだらないっていう感想はいいんだわ、価値観によって面白さって変わるし、個人個人の表現の自由だし でもさ、自分たちにとってつまらないからこういった作品は作るなっていうのはさ、 こういうギャグ路線が好きな奴の価値観とか、作者の表現の自由を無視してるように感じたんだ 自分にとってつまらなかったから作るなって言うのは価値観の押し付けのように思えたんだよ あと、俺の態度とか言葉遣いがムカつくってならゴメン、頭悪いし気が短いんだよ俺…… -- 2010-07-26 21 49 53 読んでもないのに内容と面白さが理解できる程度の能力をくれ。 -- 2010-07-26 20 47 37 おいおい……勘違いしてないか? 確かにあんたらにとってはつまらないかもしれないが楽しめてる人もいるんだぜ それなのに自分にはつまらんからこういったものは作るなってか、編集者気取りですか? それにあんたらにとってこの作品がつまらないのは作者の責任だが そのつまらない作品を手にとって読んだのはあんたらの責任だろ、無理やり読まされたなら別だけど 面白いと思って期待を裏切られたっていうならさ、勝手に期待するほうが悪い 無駄な時間だったていうならば、面白いいじめssは社会的に見て有益なのかい? 勉強するなり、体を鍛えたりするなりしたほうがいいだろ つまらない作品だって言うのはあんたらの勝手だが、「あんたらにとって」つまらない作品を作るなって言うのは ただの我侭にすぎねーよ -- 2010-07-26 20 20 25 ちぇんはこういうのりだいすきだよー。 -- 2010-07-09 07 32 12 同感ですな。無駄な時間を使わされた。 -- 2010-07-09 03 30 04 勢いだけの程度低い作品量産するの禁止。 -- 2010-06-14 01 11 48
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夢想天生 6KB 虐待-いじめ ギャグ 小ネタ 理不尽 飼いゆ 現代 独自設定 オチなんてなかった・・・ひな祭りですね ・7回目 ・普通種 ・非想天則の3回戦目で決めるとテーレッテー ・虐めません。 ・でも、殺っちゃいます。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 『夢想天生』 ゆっくりひな壇というものがある。 それぞれの人形を品種改良されておとなしくなったゆっくりに挿げ替えたものだ。 男雛にけーね。女雛にもこう。 三人官女にはかなこ、さなえ、すわこ。 五人囃子はそれぞれ太鼓=ゆうぎ 大皮=れてぃ 小鼓=すいか 笛=ぱるすぃ 謡=みすてぃー 随身である左随臣は、めーりん。右隋臣はさくや。 仕丁はめるらん。るなさ。りりか。 コストが高いのと希少種だらけのせいか、加工場製のものだとウン十万はくだらない。 なので、友人と共に集められる通常種のゆっくりを集めて、姪っ子のひな壇を作ってみた。 反応は上々で、姪っ子は小学校の友達も集めてわいわいやって楽しんでいる。 残念ながら、ゆっくり達はおとなしくひな壇におさまってる訳はなく、写真を撮ってすぐ、ひな壇から降りてしまった。 けどまぁ、姪っ子達に触られてご満悦だったり、ひなあられ貰ったりして楽しそうだからこれはこれでいいか。 酒をちびちび飲みながらそれを見ていると、協力してくれた友人がとっくりを持ってこちらへやってきた。 「とっくりって・・・」 「熱燗じゃないと酒飲めなくてね・・・ま、それはともかく。良いねぇこういうの。華がある」 「ありがとうな。ゆっくり集めてくれて」 「気にすんな気にすんなきもちわりぃ・・・。ゆっくりなんて店にいくらでいるからね」 「ペットショップってそんなもんなのか?」 「不況の煽りで売れ行き落ちてきて、処分待ちが結構いるのさ。ゆっくりは特に」 「あのゆっくり達もか・・・」 姪っ子に櫛で髪を梳いてもらうまりさが見える。 「そういうこと。悲しいよねぇ・・・」 友人は、とっくりの酒がなくなったのか軽く振りながら赤ら顔で呟く。 「せっかく人間様とお友達になれるように改良された結果が、飼い主が見つからず死んでいくペットもいれば飽きられて捨てられるペットもいるってのは」 「ゆっくりに限らずか・・・」 「そういうことさぁ。ペットは捨てられたらこの先生きのこれない。ペットってのは、そういう生き物と割り切れば楽かもしれんがね」 「重いな・・・」 「酒のせいだねぇ。まぁ、ともかく楽しそうで何よりだ」 「終わったあと、ゆっくり達はどうするんだ?」 「どうせ、店に戻してもダメそうだからあの子らにあげるかねぇ。お前もいる?」 「やめとく」 「そうかい。いやぁ~。絶景かな絶景かな」 「ロリコンめ・・・」 「シスコンに言われたかないねぇ・・・」 姪っ子はしゃぎ疲れたのか友達が帰ったあと、寝てしまった。 姉貴と義兄は買い物に行くというので、俺が留守番だ。 はだけている毛布をかけ直してやって、寝顔に微笑ましい気持ちになっていると、ふと何かが聞こえてきた。 「ゆっくりしていってね!!!」 庭の方を見てみると、姪っ子が飼うと言っていたまりさが、何もない空間に話かけていた。 「いいおうただね」 「ゆふふ~てれるよ!」 「そうだよ! にんげんさんはとってもいいひとだよ!」 ・・・大丈夫だろうか。いろんな意味で。 なんとなくこのまりさを飼う姪っ子が心配になったので、話しかけてみる。 「まりさ。誰と話してるんだ?」 「ゆっ! おにいさん。このことだよ!」 「このこ・・?」 まりさがおさげで指す空間には土しかない。 「何もいないじゃないか」 「そんなことないよ! ほら、すごくゆっくりしてるよ」 ・・・幻覚? いや、どうだろう。このまりさはからかってるのか? 後で、「うそついてごめんね!」とか言うつもりだろうか。 とりあえず、姪っ子の手前、野良と違い潰す訳にもいかないから、調子を合わせてみる。 「あー・・・あーあー。いるな。えーと、その、なんだ。ありすが」 「ちがうよ! すごくゆっくりしたれいむだよ。おにいさんまりさをからかわないでね!」 れいむらしい。やっぱり何も見えない。 「あー・・・そうか。ごめんごめん。でも、あれだ。今、姪が寝てるからあんまり騒がないで欲しいな」 「ゆっ・・・ごめんなさい・・・」 しょんぼりとしながら、まりさは縁側に向かう。 「あ、ちょっと待っとけ。足ふいてやるから」 「おねがいするよ!」 まりさを持ち上げて、縁側にあらかじめ用意しといたタオルで底部をふいてやる。 「れいむもお願いね!」 お願いされた。けど、どこにいるのか分からない。 「ゆっ! れいむ駄目だよ! あんよをちゃんと拭かないとゆっくりできないよ!」 まりさが叫ぶと同時に、何もない廊下に、突然土が丸いスタンプのように付いた。 少なからず、驚いてしまう。 「ゆぅ・・・まりさもあやまるよ。おにいさんごめんなさい・・・」 「あー・・いや、うん。気にするな」 見えないゆっくり。・・・新種? まりさを床に置いてやり、こちらを向かせる。 「なぁ、まりさ」 「ゆっ?」 「れいむにこっちに来るように言ってくれないか。拭いてやらないと」 「・・・おにいさん。かおがこわいよ」 「気にするな気にするな。ほら、呼んで呼んで」 「ゆぅ・・・れいむ。ゆっくりこっちにきてね!」 数秒の間の後、等間隔で廊下に五個のスタンプが付くと、胡坐をかいた足を何かがつっつく感触。 「えーと・・・この辺り?」 なんとなく、その感触のある空間を握ってみる。 「やめてあげてね! もみあげさんはちがうよ!」 「あ、そうか」 「そこはりぼんさんだよ!」 「んじゃ、ここ」 「そこはおめめでしょおおぉぉぉ!?」 「よし。じゃあ」 「おくちのなかやべであげでえぇぇ!!!」 といわれても、感触がないんだからしょうがない。 「なぁ、まりさ。本当にれいむいるのか?」 「なにいってるの! ここにいるでしょおおおぉぉ!?」 「まったくわからん」 「れいむう・・・えいえんにゆっくりしちゃだめだよ・・・」 どうやら、殺してしまったようだ。 おお、れいむ。しんでしまうとはなさけない。 まぁ、やっぱり見えないんだけど。 後日、友人に話してみると。 それは、夢想天生と呼ばれる一部のれいむだけが使える自衛の行動らしい。 原理は分からないが、ゆっくりにはその姿が見えて、人間や動物には見えなくなるそれは、安全かといえばそうではない。 姿が見えないということは、車も人も獣も気にすることなくぶつかってくる。 所詮、饅頭程度の耐性しかない野良ゆっくりでは、その質量に耐えることもできずに、餡子を撒き散らして死ぬしかないのだ。 落ち込んでいる自分に友人は、レアと言えばレアだが、夕立に降られた程度のレアだから気にするなとよく分からないフォローをしてくれた。 また夢想天生を使うれいむに会えるだろうか。 今度こそは、ちゃんと触ってやろうと思う。 無透明な透明人間状態。 人、之を夢想天生と呼ぶ。 アトガキ 冒頭いらないと自分でも思うけど、ひな祭りだから仕方ないね。 鍵山さんちの雛ちゃんを書きたかったけど、書けなかったから仕方ないね。 ということで、書いてみました。男の自分にはひな祭りは縁遠い・・・。 こう、なんですかね。見えないのと見られないのは違うというかなんと言いますか。 我、思う。故に我、在りも。観測する他者がいないと意味がないっていうような言葉あった気がします。 アイデア倒ればっかり書いてますあはは・・・。 ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このれいむはケン○ロウ -- 2013-01-02 07 48 53 北○神拳の前には死あるのみ・・・ -- 2011-07-07 08 52 31 次は二重結界で。 -- 2010-07-08 05 49 31 微妙に役に立たなさそうな辺りが面白そうな設定 -- 2010-06-10 00 15 30 作者別 -- 2010-03-27 20 08 28